サボテンブログ

2021.10.26

おもしろサボテン品評会! 絶賛開催中です!!第2弾

サボテンと多肉植物を愛する皆さん!

今回も張り切って、「第8回 おもしろサボテン品評会」で投票数を競っている? 出展植物たちをご紹介いたしましょう! (そういえば衆議院選挙ももうすぐでしたな)

 

まずは、エントリーナンバー④番 金鯱(キンシャチ Echinocactus grusonii) だるまさんタイプ

今年も出ました! 本おもしろサボテン品評会 最多出場!真ん中の部分でくびれて正にだるまさんのような形になったリアルド〇エモン!

なんてことのないただの金鯱なんです(年齢は60年以上経っていますが)。この金鯱は以前一度成長が止まり、死にかけたことがあります。ところがその後見事に持ち前の生命力を発揮して再生し、再び丸く成長を始めた為、真ん中がくびれたこのようなダルマのような姿へと成長したのです。(まさに、「七転び八起きの達磨!」)

 

サボテンの生命力の強さを示すと共に植物を育てることの難しさ、大切さを教えてくれるサボテンでもあります。

 

今ではすっかり元気になって、毎年黄色い花を咲かせてくれます♪ 上の写真は花が咲いた後の実の部分!好みの中にゴマ粒ほどの種がたくさん入っています。

 

 

 

 

 

ちなみにこっちは根元の部分!黒くなっていますがこれは悪くなっているわけではなく、年を経たサボテンは大体このように元の部分が黒ずんできます。これでも立派に生きていまして、今でも根っこから吸い上げた水分を上の緑の部分に送り続けています。

 

 

 

 

 

 

この「金鯱、だるまさんタイプ」は前述の通り、おもしろサボテン品評会 最多出場!いつもいぶし銀の魅力で高投票を得ているのですが、他の個性的な植物に押され、一位はいつも逃しているのです。(おしい!・・・)

 

でも今年は別、いつにない勢いでこれはひょっとしたら今年は一位を取るのでは?と期待されています。

ちなみにこの子の出場は今回これが最後! 来年は新しいサボテンと交代予定となっています(どんな子かは来年までのお楽しみ♪)

さて今年こそだるまのごとくくじけずに挑戦してきた一位をとることが出来るか? 楽しみであります。

 

 

 

 

 

 

 

さて!次にご紹介いたします植物は、エントリーナンバー⑤番 山嵐(ヤマアラシ Echinocereus  conglomeratus)

どうです!このトゲだらけのいかにもサボテンですぜ!というようなこのスタイル。バランスの取れたサボテンの本体に白く長いトゲがくまなく覆っています。ちなみにこのサボテンの属名である「エキノケレウス(Echinocereus)」という言葉は、ギリシャ語で「エキノス(echinos)」=ヤマアラシという言葉と「ケレウス(cereus)」=ロウソクという言葉が合わさったもの。    

 

つまり名前の通り、「ヤマアラシのトゲを持つロウソク(この場合は燭台)のような姿をしたサボテン」という意味を持っているんです!

 

ちなみに日本ではこのサボテン、「エビサボテン」!とも呼ばれています。

 

 

 

故郷はメキシコ。いかつい姿に似ず、意外にデリケートなサボテンで、管理方法をちょっと誤るといつの間にか弱って枯れてしまいます。

 

痛そうなだけのトゲに見えますが、じつは新しく出たばかりのトゲ(新刺)は鮮やかなピンク色をしており、それはため息の出るような美しさです

 

 

 

そしてなんといってもこのサボテン、最大の魅力は春に咲く花!これまでの姿からは想像できないほど、華麗なピンク色の大きな花を咲かせます。

 

 

 

 

ところで、「山嵐」といえば、例の夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する気難しいけど正義感が強くまっすぐな性格の数学の山嵐こと堀田先生を思い出します。

「たくましいイガグリ坊主で叡山の悪僧のごとき面構えをしている」とのことでしたが、どうしてそれで「山嵐」というあだ名になるのだろう?と長いこと疑問に思っていました。

どうやら単に「髪がヤマアラシみたいだから」(笑)というだけの理由らしく妙に納得したのを覚えています。  しかし・・・明治のこの時代、「ヤマアラシ」なんて知っている人、いたんでしょうか?

夏目漱石はイギリス帰りのインテリゲンチャ、外国の動物としてヤマアラシを知っていてもおかしくはなかったのかもしれませんが・・・もしかして「山嵐」というこのあだ名、当時としては結構ハイカラな呼び方だったのでしょうか?

 

 

 

 

 

ところで、植物の方のこの山嵐、これもまた「伊豆シャボテン本舗」でネット販売されており、ご希望者の方は購入することが出来るようになっています(ジャーン♪)

いかつくて、気難しい性質だけれども本当はとてもきれいな花を咲かせるこのサボテン、育ててみられる方はおられますか♪

 

 

 

 

 

 

 

さて、続いてご紹介いたしますのは、エントリーナンバー⑥番 ジグザグノキ(Decarya  madagascariennsis 、ディディエレア科)

これまでにも何度となく登場した、ディディエレア科の一属一種の特異な植物!

「ジ~ッグザグザグ♪ ジッグザグ ジグザグ♪」(覚えている人いるかな?・・・・」 どこまでも雷を固定したような不思議な枝が伸びていきます。

 

この植物は、枝の節で120度程度、方向転嫁しながら伸びていくという不思議な性質を持っていまして、その結果としてこのようなジグザクとした形になってしまいます。  ちなみに「ジグザグ」という言葉は意外にもフランス語が語源で「歯」を意味するzagを重複させた「鋸の歯」が由来となっています。(うん、確かに鋸の歯のようにジグザグです!)

 

根元の部分は割とまっすぐな枝をしています。 どこまでもジグザグの枝ばかりだけど、成長期には一時的に小さな可愛らしい葉をつけます(すぐに落葉してしまいますが)ちなみにどこを探しても花のデータがなく、おそらくその花を見た人は世界でもほとんどいないはずです。

 

 

 

 

 

 

マダガスカル島だけにしか生えていない、まさに「珍植物オブ珍植物」!市場に出回ることはほとんどありません。ちなみに本植物は種から育った実生株です。

 

じつは、この「ジグザグノキ」も「伊豆シャボテン本舗」でネット販売されています(こいつは出来れば、手放したくなかった!・・・・)

割合頑丈で、日当たりの良いところで育てて、土が乾く度に水やり。2~3年に一回春に植え替えをしてあげればよく育ちますが冬の寒さにはやや弱く、冬は10℃以上の温度(最低でも7℃以上の温度)が欲しいところです。

 

おそらく日本で誰も見たことのないこの「ジグザグノキ」の花!ふっふっふっ・・・・どなたか育てて、咲かせてみる気のある方はおられますかな?

 

 

 

 

 

今回はここまでといたしましょう!  

という訳で、まだまだ盛り上がる「おもしろサボテン品評会」の植物たち、ご来園の際はぜひ不思議な植物たちに会いに来てくださいね(ご投票もよろしく♪)

 

 

 

 

植物エンターテイメント課 一同

記録:真鍋