サボテンブログ
2019.06.04
花とサボテンを愛する皆さん!
「サボテンの花まつり」も無事終了いたしましたが、わが伊豆シャボテン動物公園では、まだまだ、これからたくさんのサボテンの花が入れ代わり立ち代わり咲いていきますよ~♪
そんなわけで、本日の朝、ちょっと面白い花を見かけたので、ご紹介!
どうです!綺麗でしょう。このサボテンの名は黒鳳(コクホウ Trichocereus thelegonus)、アルゼンチンが故郷の芋虫のように長い体で這うように生える柱サボテン!
本来夜咲きのサボテンで、この花もおそらく、前日の夜、6月3日に咲いたものと思われます。
涼しい、朝なんかには、案外花が残っていることがありまして、本日 朝の澄んだ空気の中、第1温室(南アメリカ館)ひっそりと咲いておりました♡
そんで、同じように咲いていたのがこれ!
どうです!綺麗でしょう。このサボテンの名は黒鳳モドキ(コクホウモドキ Trichocereus thelegonoides)、アルゼンチンが故郷の芋虫のように長い体で這うように生える柱サボテン!
本来夜咲きのサボテンで、この花もおそらく、前日の夜、6月3日に咲いたものと思われます。
涼しい、朝なんかには、案外花が残っていることがありまして、本日 朝の澄んだ空気の中、第1温室(南アメリカ館)ひっそりと咲いておりました♡
えっ!同じじゃないか!って? そうなんですこの2つのサボテンは、そっくり! 故郷がアルゼンチンであることも、本来夜咲きで、白い可憐な花を咲かせることも、そして姿かたちまでそっくり、でも違うサボテン!というものなのです(ややこしい)
黒鳳(コクホウ Trichocereus thelegonus) 黒鳳モドキ(コクホウモドキ Trichocereus thelegonoides)
両者の違いをわずかに分けるのは、このサボテン達の先端の部分! 黒鳳は、黒鳳モドキに比べて、先端のトゲが、密に生えていて、そのため先が少し黒っぽく見えるようになっています。
とはいえ、サボテンの成長の具合、水を十分に吸収しているかどうか?などの条件により、先端のトゲの生え具合の印象なんて、いくらでも変わる!こうして比べられるのならともかく、もし1本だけ、どこかからか持ってきたものならば、この二つを見分けるのは、私たちといえども困難です。
まあ、本日は似たようなサボテンがちょうど同じような日に咲いた、というわけですな。
黒鳳の方は、次の花芽が、膨らんでいたので、今夜も♡、美しい花を咲かせるものと思われます。(朝、早く来ると見ることが出来るかもしれません)
まだまだ、珍しい花がどんどん咲く、伊豆シャボテン動物公園に、ぜひご来園ください。(夜咲きを昼間咲かせる、逆転開花も今年も行っていきますよ~、もうちょっと経ってからですが)
植物エンターテイメント課 一同
記録:真鍋