サボテンブログ
2017.11.03
サボテンと多肉植物を愛する皆さん!
第5温室メキシコ館では、ただ今、「おもしろサボテン品評会」が、大いに盛り上がっている所です。
1番から18番までのサボテン、多肉植物の中から一番人気の植物を皆様の投票で選び出そう! というこの企画!
沢山の人達から、ご投票を寄せていただいてもらって、植物スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
今日は、そんな植物たちの中から、何種類かの植物をご紹介♡
先ずは、エントリーナンバー①番、烏羽玉(ウバダマ Lohohora williamsii )
つぶれたまんじゅうみたいなものが、たくさん集まったようなこのサボテン、実はとても貴重な原産地球!
刺の状態があまりよくありませんが、ここまで大きいものはなかなかありません。
肌は、サボテンとは思えないほど、すべすべとしていて、自生地では、地面にめり込むようにして生えています。
実はこのサボテン! 食べると七色の幻覚を見るサボテンとして有名! あ~~、でも決して食べてはいけません。
日本で育てていると水っぽく育ち、食べてもあまり効果はないと、いわれています。
自生地では、「ウィチョール族」と言われる、ネイティブ・アメリカンの人達が、これを「ペヨーテ」と呼んで宗教的な儀式に用いるといわれていて、とても神聖な植物として扱われています。そう考えると何とも神秘的ではありませんか!
続いて、エントリーナンバー②番 梅が枝(ウメガエ Rhipsalis ramulosa)
これでもサボテンの仲間! メキシコから南アメリカ北部、ジャマイカにかけて分布している、大きな木に張り付くようにして暮らしているサボテン。
白い真珠のような球は、このサボテンの実の部分! 中に種が入っています。
赤い部分は、葉ではなく、茎節と呼ばれる、茎が葉のような形になった部分。暖かい季節は緑色をしていますが、寒くなってくると、寒暖差で鮮やかな赤い色に変わっていきます。(まるで葉の紅葉!)
「梅が枝」という名前も何とも和風でおしゃれではありませんか? ふつう、園芸店では出回ることのない植物!
さらに続いてエントリーナンバー③番 黄金柱・綴化(オウゴンチュウ・テッカ Winterocereus aureispinus f.crist)
何とも怪しい手のような形をしたサボテン! でもこのサボテン、実は指のような形をしているこの細長い部分が、本来の正常な姿!
丸まっている部分(真中の写真)は、綴化(テッカ 難しい!)と言って、本来柱状にのびるサボテンが、生長点に突然変異をきたし、帯状に成長してしまったものです。
園芸的には珍しいもので、サボテンにはこの綴化によって面白い形に成長したものが、とても価値がある植物として扱われています。
この黄金柱は、綴化の部分と正常に生長している部分が一緒に出てきて、まるで人の手のような面白い形に成長しました。
映画、「アダムスファミリー」にこんなのが出てきた事が、ありませんでしたっけ?
ああ、もっと紹介したいけどキリがありません。続きはまたこの次のホームページで!
(次回に続く)
植物エンターテイメント課、一同 記録:真鍋