サボテンブログ
2017.05.13
雨のそぼ降る1日、第3温室(森林性サボテン館)では 夏を予感するようにクジャクサボテンがきれいに咲いていました。
というわけで、サボテンを愛する皆さん!
伊豆シャボテン動物公園では、花まつりもたけなわ! 今 孔雀サボテン(クジャクサボテン Epiphyllum属)が見ごろを迎えています。
どうです♡ 鮮やかなものでしょう! ピンク、オレンジ、白、赤 時に黄色 その花の大きさ、美しさから英名ではオーキッドカクタス(Orchid cactus)つまり、「ランのようなサボテン」と呼ばれているのです。実際、ジャングルの中に咲くこの鮮やかさは、まるでランの花をほうふつさせます。
といっても、原種の方はここまで鮮やかではない、どちらかというと白い花のようですけどね。
ふるさとは、中南米。 サボテンのくせに、雨の比較的多い ジャングルの中で、樹の上や岩に張り付いて暮らしています(着生植物)。
月下美人に似ていると思われた方もいるかもしれませんが、ゲッカビジンが夜一晩だけ花を咲かせるのに対して、クジャクサボテンは、昼間に花を咲かせます。
原種の孔雀サボテンは夜に咲くものが多いそうですが。
その花の美しさから、様々な品種改良がおこなわれ、すごくたくさんの園芸品種があります。中には、とても育てにくいものもあるそうです。
1つの花は、2~3日くらい持てばいい方ですが、そこは伊豆シャボテン動物公園! バックヤードにたくさんの孔雀サボテンがあり、花が咲く度、終わった株と交換して展示しているので、当分は花を楽しむことが出来そうです。
初夏を告げる、クジャクサボテンの花に会いに、ぜひ花まつりの公園に御来園ください。
植物エンターテイメント一同 記録:真鍋