サボテンブログ
2017.05.11
暑かったり、涼しかったりと気温の変化が激しいこの頃ですね。
今日のシャボテン公園は日射しは暑いけども風が吹けば涼しい快適な陽気でした。
ただし温室は…
もう暑くて中にいると汗が出てきます^^;
(私が汗っかきなだけかもしれないですが…)
そんな暑さに負けずサボテンの花は今日も咲いていました。
今回はその中でも丸くて平べったいウチワサボテンの仲間のお花を紹介します。
まず、第1温室南アメリカ館の初日の出
黄色の花びらの一番外側にうっすらピンク色のラインが入っています。
この初日の出は単刺ウチワというサボテンに白い模様(斑)が入ったちょっと変わったやつです。
同じ温室の姫ウチワにつぼみがぎっしりついていたので、もう少ししたら咲きそうな様子です。
続いて第5温室メキシコ館では這いウチワに花が!!
オレンジ鮮やかな足柄に上を見上げれば出口付近の大きな銀世界にも花が咲いてました。
これまた象牙ウチワにびっしりつぼみが付いてました。
このように黄色やオレンジの大きな花が多いウチワサボテンですが、
この時期は花だけでなくもう一つ見どころもあります。
そう、なんと茎節(丸い平べったい部分)の新芽に葉っぱが生えているのです!!
この丸い平べったいのが葉じゃないの?と思う方もいると思いますが
この部分は茎節(けいせつ)といい植物で言うところの茎の部分です。
上の写真のぴょこぴょこ飛び出ている緑色の突起が葉っぱです。
実はサボテンにも昔は葉っぱがありましたが、進化の過程で無くなったと言われています。
このウチワサボテンは茎節の新芽の時だけこのような葉があり、大きくなると自然と取れて無くなってしまいます。
なので、新芽のこの時期だけに見られる珍しい光景なのです!!
ぜひ、見つけたらじっくり観察してみてください。
ほかにウチワサボテンではないですが
第3温室森林性サボテン館でペガサスというクジャクサボテンも咲いてました。
名前がペガサスとインパクト大な上に
大きな花に色はピンクに白の縁どりというなんだかゴージャスなやつです
クジャクサボテンは品種改良で様々な種類が作出されてますが、ペガサスは見応えもバッチリです。
温室では毎日色とりどりのサボテンの花が咲いてますので、温室に遊びに来ててください。
植物担当:森下(2017.5.11撮影)