ANIMALS & CACTUS BLOG
動物 & サボテンブログサボテン 2026.01.25
冬花
サボテンを愛する皆さん! 寒いですな。
でもこの寒さの中でも本公園のサボテン・多肉植物たちは確かにやってくる春の気配を感じながら、バックヤード温室の中でささやかに花を開いているものがあります♪
今回はそんな花たちをご紹介!

まずは玉翁(タマオキナ Mammillaria hahniana )♪
まあ~♡ 可愛らしいおじいちゃんだこと♪ ピンク色の花をまるで乙女の花飾りのように付けています。ガラス温室の日のよく当たる暖かい所で咲いておりました。

お次は松露玉(ショウロギョク Blossfeldia )
「世界最小のサボテン!」といわれていて、本株はたくさんの仔が吹いて大きく見えますが、本来の姿である一つ一つのサボテンはとても小さい球状のサボテンです。その小ささゆえ、デリケートなところがある育てにくいサボテンで、冬はよく日の当たるバックヤードの温室で注意深く観察を怠らないようにして育ててあげなくてはなりません。ふと気が付くと、寒い季節にもかかわらず可愛らしい白い花を咲かせていました。


寒さに弱いと言えば!こいつ! メロカクタスの飛雲(ヒウン Melocactus curispinus )
頭の上に赤いトルコ帽子のようなもこもこした花座(ハナザ、 セファリウム)をつけるサボテンですがもともと暖かい海岸に生えることが多いためかとにかくサボテンの中ではとびぬけて寒さに弱い!日本で冬を越すのは難しいサボテンです。でも日のよく当たる所で二重の温室(フレーム)に保管し、フレームの中に24時間作動する電気ヒーターを入れて育ててあげると・・・・冬なのにピンク色の可愛らしい花を咲かせていました♪


そうそう!以前「おもしろサボテン品評会」で紹介したメロカクタスの朱雲(シュウン Melocactus matanzanus )もあれから暖かい電気ヒーターのある日の当たる場所へ移したら・・・この子も小さなピンク色の花を咲かせていました♪ ちなみに花の側にあるピンク色のニンジンみたいなのはこの朱雲の実の部分!自生地ではトカゲがこの実を食べて、種を遠くまで運ぶ役割を果たす言われています。

多肉植物だって頑張っていますよ♪ この黄色い花を咲かせているのはキョウチクトウ科の恵比寿笑い(エビスワライ Pachypodium brevicaule )。 寒さに弱くなかなかこの公園でも冬を越すのが難しい植物だったのですが、バックヤード温室に二重のフレームをかぶせ電気ヒーターで最低気温をある程度保ちながら(7~10℃くらいかな?)育てるようにしてからは元気に育つようになりました♪

その「恵比寿笑い」のすぐ側では同じく寒さに弱い、アデニューム・ソコトラナム(Adenium socotranum 、キョウチクトウ科)もピンクの花を咲かせていました(まるで春みたい♪)

サボテンや多肉植物の中にはどうしても寒さに弱かったり、あるいは小さすぎてこまめに観察してあげないとうまく育たないデリケートな個体も存在します。またきれいな花を咲かせるため、あるいは本来の美しい姿を維持するため、ある程度展示温室のような大雑把な場所からいつも整理されて観察しやすいバックヤードに移してあげる必要のあるものがあります。
バックヤードの中で管理されているサボテン・多肉植物は全て「現役!」です。いつも常設展示は出来なくても、春~夏の時期(冬型多肉植物は秋~冬の時期)や花の咲く時期になると何らかの形で再び皆様の前に姿を現すように育てられている植物なのです。(そういえばそろそろ花の綺麗な小型球サボテンの用意もしておかないとな♪)
ちなみに上のオレンジ色の花を咲かせているのは接ぎ木された雪晃(セッコウ Parodia haselbergii )というサボテン♪
伊豆シャボテン動物公園では、これらのバックヤードで育てられている貴重かつデリケートなサボテン・多肉植物たちをこれからも大切に育て、再び皆様の前にお見せすることが出来るようにいたします所存です。


よろしくお願いしま~す♪
追伸:外は凍えるような寒さですが(最低気温 -4℃!)、寒さに比較的強いノースポール(Mauranthemum paludosum 、キク科)が花壇でけなげに花を咲かせていました。



植物エンターテイメント課 一同
記録:真鍋




