どうぶつブログ
2018.04.26
皆さんこんにちは
今日はラマのトレーニングの様子を紹介します。
現在、♂のラマ「じゅうぞう」の前足には湿疹のようなものがあり、
その治療方法は軟膏を患部に塗るというものです。
しかし、体を触られることに馴れていないラマに対して
いきなり薬を塗ることはできません。
トレーニングによって触られる事を馴れさせ、動物に協力してもらい治療を行なう必要があります。
その様子がこちらです。
これは、棒の先に赤いものが付いたもの(ターゲット)にラマが口を付けている間に薬を塗っている様子です。
この写真では既に「じゅうぞう」は、トレーニングによって私に足を触られることは馴れているので、
薬を塗ることが出来ていますが、初期の段階では少し触れるだけでターゲットから口を離してしまっていました。
ここまで来るには何度もトレーニングし、目標の行動に少しでも近い行動をしたらご褒美を与えて行動を形成していきました。
その為、今では軟膏をたっぷり塗ってもじっと動かずにいてくれています。
この様にトレーニングは動物を飼育する上(特に健康にするために)で重要な事になります。
飼育員の仕事はただ餌をあげて、小屋を掃除するだけではないということを是非知ってもらえたらと思います。
まだ、他にもトレーニング中のモノもありますので、またの機会に紹介していきたいと思います。