サボテンともののふを愛する皆さん！

伊豆シャボテン動物公園では、今年も端午の節句にちなみ、第５温室（メキシコ館）にてサボテン五月武者飾り、「しゃぼ丸」を展示しています（バーン！）

武者飾り（５月人形）は子供たちの健康な成長、出世への願いを込めて端午の節句に飾られる人形です。江戸時代の前期頃、武家社会から広まっていったといわれています。

うちの武者飾りは、シャボテン動物公園らしく一味違う！（エッヘン！）

鎧兜をまとっているのは「サボテンの王様」といわれる金鯱（キンシャチ　Echinocactus　grusonii）という球サボテン！メキシコ原産のサボテンでサンルイスポトシ州～イダルゴ州～ケレタロ州が故郷といわれています。この大きさなら３０年位は生きています。

この金色に輝く美しいトゲがポイント！丈夫で育てやすいことから世界中で愛されているサボテンです。

寿命が３０年なんて書かれていますが、本公園には１７０年を超えて生きているものもある長寿のサボテンです。（私がこの公園に勤め始めた１９９１年にはすでに１００歳を超えていた金鯱が今も元気だもんな～～～）１００年を超えた金鯱は高さ１m以上、重さが２００㎏を超えます。（花は黄色い可愛い花です♡）

英語では「ゴールデンバレルカクタス（Golden barrel cactus)」つまり「金の樽（たる）サボテン」！などと呼ばれており、これまた金運の上がりそうな名前です♪

ちなみに「金鯱（キンシャチ）」とは金の装飾を施した「しゃちほこ」のことで、この「しゃちほこ」は建物が火事になると口から水を吐き出して火を消してくれるという伝説があることから屋根の上にのせられ守り神として大切にされてきたそうです（名古屋城の金鯱なんかが有名ですな♪）

縁起もとても良さそうなこの金鯱のサボテン武者人形「しゃぼ丸」（おおっ！　　兜の金色のサボテンマークも輝かしい♪）　　　　　　　サボテン温室へお越しの際はぜひご覧になってみてください！　よかったら記念写真にも♡

（第５温室、メキシコ館出口付近に飾ってありますよ～ん♪）

「しゃぼ丸」の近くでは多肉植物の「ハンギング壁飾り」も見頃を迎えていますよ～♪（全て本物の多肉植物！　スタッフががんばって育てました。）

植物エンターテイメント課　一同

記録：真鍋