ANIMALS & CACTUS BLOG

動物 & サボテンブログ

サボテン 2023.12.19

第10回 おもしろサボテン品評会! 結果を発表いたします!

パ~ッパラパッパッパッパっ♪ パ~ッパラパッパッパッパ♪ パ~♪

サボテンと多肉植物を愛する皆さん!(なかなか緊張しています・・・)

大変長らくお待たせいたしました♪ 伊豆シャボテン動物公園「第10回おもしろサボテン品評会」!

投票結果を発表いたします(ドキドキ・・・・)

類まれなる姿に生まれていながら、普段寒さに弱かったり、小さ過ぎたり、形が個性的過ぎたり、扱いがデリケートすぎてなかなか常設展示できない本公園秘蔵のサボテン・多肉植物達を芸術の秋にちなんで一堂に展示し、この中から一番心に残ったいわゆる「栄えあるサボテン!」を皆様の投票で決めていこうというこの企画!

ついに!・・・ついにめでたく10周年を迎えることが出来ました(感無量・・)

これもひとえに皆様の温かい支援とご投票によるものとスタッフ一同、心から感謝しております。

(思えばいろいろなことがあったな~~~・・・)

それでは早速発表いたしましょう!今回、一番皆様の心をとらえることの出来た「栄えあるサボテン」は~~~(ドキドキ・・・)

エントリーナンバー⑨番、リトープス(Lithops、ハマミズナ科)(なんと!)2,953票  この植物でした~~!   パ~ッパラパッパッパッパ パ~♪ 

いや~・・・2,953票とはすごい!「おもしろサボテン品評会」始まって以来の最高投票記録です!(皆様、ご投票ありがとうございます♡)

「白薫玉(ハククンギョク Lithops karasmontana Opalina)」、「ウェベリー(Lithops comptonii var.rubrobrounnea)」、「紅福来(ベニフクライ)」、「紫褐紫勲(シカツシクン (Lithops lesliei var.rubrobrunnea)」、「緑福来(ミドリフクライ Lithops  julii ssp.fulleri var.fulleriFullergreen)」、「曲玉(マガリダマ Lithops pseudotruncatella)」、朱唇(シュシン Lithops karasmontana ssp.karasmontana var.karasmontana `topred」、「レティキュラータ Lithops julii ssp. var.reticulata」、・・・ その他(すみません・・・)  とにかく、たくさんのリトープスをこれでもかとてんこ盛りにして一つに植え込んでみました!(通称、「リト丼」!)

このリトープス達(リト丼)は、業者の方の好意で出品していただいたものなのですが、今回は特にボリュームをアップして作っていただきました♪きっと出品して下さった方も喜んでくださっている事でしょう♡

リトープスは南アフリカ、ナミビアが故郷の年間降水量250mm以下の乾燥した大地に生える多肉植物!「女仙(メセン)」と呼ばれている植物たちの代表的な存在です。

種類によって様々な色、模様を有しており、自生地ではこの模様のある表面だけを地表に出し、地面にめり込むようにして生えています。この模様は光を通す透き通った構造になっていて、リトープス達は地面にそのほとんどの姿を隠していながらも光合成をすることが出来ます。

この模様は草食動物に見つかりにくいよう周りにある石の色に似せているとも言われており、リトープスは「擬態する植物」と呼ばれることもあります。

この石に似せた模様が膨らんだボディとも相まって、リトープスはその一つ一つが手の込んだ陶芸家によって製作された美術品のような美しさ!「生きている宝石」と言われるゆえんです。

花も美しい♡ 普通の多肉植物達は暖かくなる春から初夏にかけて花を咲かせることが多いのですが、このリトープスは「冬型種」といって涼しくなる秋から冬にかけてが成長期!秋の季節にこのような菊を思わせる可愛らしい花が咲きます。(色もピンク、黄色、白と様々ですよ♪)

この美しい姿と神秘的な生態が見事に皆様の心をとらえたか!  本品評会、10周年を迎えるにふさわしい素晴らしい植物が今回の栄冠を手にしました♡

さ~て、それでは続いて第2位の植物は、

エントリーナンバー③番、砂漠の薔薇(サバクノバラ Adenium obesum  、キョウチクトウ科) 2,424票 この植物となりました~~!(おおっ!・・ この子もすごい投票数!)

魔法をかけられた植物が花瓶の形になってそのまま花を咲かせているかのような個性的なスタイル!(この言い回しも慣れて来たなあ・・・)

アフリカ大陸北部~サハラ砂漠以南の西アフリカ沿岸の国セネガルからスーダン、ケニア、タンザニアなどの東海岸に至るまで、また紅海をはさんだアラビア半島の一部の範囲が故郷です。成熟した株は場所によっては1mから最大で3mほどの大きさに成長するそうです!

大きな特徴はこの根元部分の花瓶のように膨らんだ部分(塊根)!雨の少ない乾燥地で生きるこの植物は、この膨らんだ部分に水や養分を蓄え、生きていくことが出来るようになっています♪このような植物を「コーデックス」といいます。この「砂漠の薔薇」はこの膨らんでいる部分が鮮やかなオレンジ色に輝いていて目を引きます。

そしてなんといっても、最大の特徴はこの名前にふさわしい美しい花!(薔薇じゃなくてキョウチクトウの仲間なんですけどね・・・)朝顔を思わせるつぼみからやがて少し白の混じった目の覚めるようなピンクの花を咲かせます(写真撮っている人、多かったな♡)。

寒さに弱い植物で、秋が深まるにつれ、花の数がだんだん減ってくるのが玉に傷!スタッフ一同も「こいつ花が咲かなくなったら一気に投票、減るんだろうな。」などと言っていたのですが、この秋は暖かい日が多かったこともあって、品評会最後の日まで花が咲き続け(根性、出していました!)、見事2位に輝きました!

さてそれでは第3位の植物は、

エントリーナンバー⑤番、ジグザグノキ(Decarya madagasucariensis 、ディデイエレア科)1,603票

今回もがんばりました!本品評会、最多出場!! マダガスカル島だけに生える1属1種の珍植物。どこまでも雷のようにジグザグと伸びる枝が特徴!

下の根元付近は割と真直ぐなのですが、上の枝は枝の節で120度程度方向転換しながら伸びていくため、結果的にジグザグと伸びてしまいこんな不思議な形になります。大きな木に絡みついて伸びるためか?この植物のデータは少なくまだその生態があまりよく分かっていません。

成長期(日本では春から秋♪)に一時的に小さな可愛らしい葉をつけますが、その葉はすぐに落葉してしまい、後はこのギザギザした枝がまるで美術品のモニュメントのように、ずっと自己主張を続けて存在します。

花は黄色の、ロウバイを思わせるような可憐な花が咲くようなのですが、いまだに本種は花を咲かせたことは無し!おそらく日本でこの花を見たことのある人はほとんどいないでしょう・・(いつか咲くかなあ・・・)

ちなみにジグザグノキは雌雄異株!雄株と雌株で花の形が微妙に違うと考えられます。

不思議な魅力が皆さんの注目を浴び、見事3位です。

さてそれでは第4位の植物は、

エントリーナンバー⑥番、マハラジャ(Euhorbia lactea 、トウダイグサ科)1,315票

出たな!インパクト抜群の扇子(せんす)植物。1990年代のお立ち台高級ディスコをほうふつさせる鮮やかなデザインが素晴らしい。

自慢の白いひらひらした部分に緑色の部分が加わってまた個性的な姿になっています。

もともと、この白い部分はアルビノ化した突然変異によって生まれたもの!

葉緑素を欠いて、上の部分だけでは生きていけないため、下の扇子の柄のような部分、つまりキリン角(Euphorbia neriiforia)という全く別の植物を接ぎ木して、下のキリン角から栄養をもらってこの美しい姿を保っているという訳です。上のひらひらした部分は、ふちの部分が赤みがかり、美しいピンクのグラデーションのようになるためこのマハラジャは日本名では「夕焼けサンゴ」とも呼ばれています♪

つまりこの子は緑の部分が出た分、上の部分だけでも結構生きていくことが出来るようになったといえますかな。

鑑賞的にはどうなのよ?ということになりそうですがこの子的にはこのほうが幸せなのかも?さすがセンス(扇子?)のあるお客様!このゆるい「おもしろサボテン品評会」の判断基準、見事に応えてこの子を評価してくれました。

ちなみにこのひらひらした部分もやっぱり、突然変異!「マハラジャ」は本来、柱状にまっすぐ伸びる「ラクテア((Euhorbia lactea )」という植物が成長点が「線状」変化したため(本来成長点は「点状」です)、帯状に成長したもの(これを綴化(てっか)といいます。)。この個性的なひらひらした部分は緑の部分もしっかり受け継いでいます。

さてそれでは第5位の植物は、

エントリーナンバー➉番、かねのなる木(またはカゲツ Crassula ovata 、ベンケイソウ科)1,216票

おおうっと!・・  これはまた意外な植物がランクイン!「増税なんか吹っ飛ばせ!」縁起の良いこの「かねのなる木」が皆様のご支持をいただきました♪

この「かねのなる木」は別名「花月」ともいわれ、強健で育てやすいことから日本でも盆栽の植物としてよく知られています。故郷は南アフリカのベンケイソウ科の多肉植物。大きな株になると冬頃、薄いピンクの星のような可愛らしい花を咲かせます♡(写真は第2温室で開花した大株)

丸く膨らんだ葉をコインに見立てて外国では「マネーツリー(money tree)」または「ダラープラント(dollar plant)」と呼ばれることもあるのですが、このエントリーナンバー➉番のこの子には本当にお金(古銭)が付いています!

日本にこの「かねのなる木」が入ってきたのは昭和初期の頃といわれていますが、戦後、日本が再びこの愛すべき多肉植物を育てることの出来る余裕が生まれた時、縁起物として実際にこの「かねのなる木」に5円玉をくっ付けてあたかもお金が実っているかのように売り出し、人気を博しました。

本「かねのなる木」もそれにあやかり、スタッフが植物を傷つけないよう時間をかけながらこの日のために丹精込めてお金をくっ付けました。(うんと成長したらまた剪定をして仕立て直しすることが出来ます。)

「植物は見せ方!」努力が実り、見事5位を獲得です。

さ~て、この後は例によってまとめて結果報告♪

第6位

エントリーNo.②番「雪だるま金鯱(きんしゃち Echinocactus grusonii )  1,076票

第7位

エントリーNo.①番「鯱頭(シャチガシラ  Ferocactus cylindraceus )」 728票

第8位

エントリーNo.⑦番「白鳥・綴化(ハクチョウ・テッカ Mammillaria herrerae f.crisut) 686票

第9位

エントリーNo.④番「白雲(ハクウン Melocactus sp ) 627票

第10位

エントリーナンバー⑧番「大型宝剣 (オオガタホウケン Opuntia ficus-indica)」 591票

以上の結果となりました!♪♡

10位の「大型宝剣」といえど、591人もの皆様がこの植物を愛し、投票して下さったのです!

植物を愛して下さる人達がこれほどいてくださるとは!・・・  10回もの開催を行った甲斐があります!(涙( ;∀;)・・・)

期間中の総投票数は、何と13,219票(1万票 超えたあー♪) これは本品評会、新記録です!

シールによる投票という形式のため、投票して下さったたくさんの皆様の姿を見ることは出来ないのですが、

「おもしろサボテン品評会」に投票して下さったたくさんの皆様!  投票しないまでもこの植物達を見てくださったたくさんの皆様!  そしてこのホームページを見て応援して下さった皆様!

本当に、ありがとうございました。

この「おもしろサボテン品評会」を見て、少しでも、サボテンや多肉植物!そして植物や自然のことを好きになっていただければ私たちはとてもうれしく思います。

それでは、皆様!  また伊豆シャボテン動物公園でお会いしましょう。(ホームページでも♪)

一足早いけど、皆様、「メリークリスマス🎄」

伊豆シャボテン動物公園  植物エンターテイメント課一同より心からの感謝を込めて

記録:真鍋

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