ANIMALS & CACTUS BLOG

動物 & サボテンブログ

サボテン 2022.11.15

おもしろサボテン品評会!そろそろクライマックス♪

サボテンと多肉植物を愛する皆さん! 第9回おもしろサボテン品評会もいよいよクライマックス! 11/20の閉幕まで最後の胸突き八丁となりました。(ああ!・・・まだ終わってほしくない(泣)・・・)   皆さんのご投票(シールですが・・・)で一番人気の植物を決めようというこの企画! 今年はどの植物が一番皆様の心を射止めることが出来るのでしょう? このホームページでもまた張り切って残りのエントリーされた植物をご紹介して参りましょう!(前回に引き続いて今回は⑥番の植物から⑩番まで)           それでは今回最初の植物は、エントリーナンバー⑥番 「白鳥・綴化(ハクチョウ・テッカ Mammillaria  herrerae  f.crist) わっ!何だこりゃ?・・・一見するとサボテンどころか植物にも見えません! どう見ても「脳みそ」!一度見たら忘れられない姿をしたサボテンです。 (映画ル〇ン対マモーで最後にこんなボスキャラが出てきましたな・・・)   もちろん!これでも立派なサボテン。         本来の「白鳥」というサボテンは上の写真の通りまん丸い姿をした可愛らしいサボテン♡ メキシコ・ケレタロ州が故郷です。触ってもちっとも痛くないフェルトのような手触りの名前の通り真っ白なトゲに覆われています。 春にはピンクのマミラリア属にしては珍しい大きな美しい花を咲かせる「可憐」という言葉を絵にしたようなサボテンです♪ やや腐りやすくて育てにくいのが玉に傷・・・     「それが何でこんな姿になったかって!」(ううっ・・!アップで見ると一段とインパクトのあるお姿!・・) よく見るとこのサボテン! なんだか帯状に伸びたものが、ひと固まりになったようにも見えませんでしょうか? これは「綴化(テッカ 、ツヅリカとも読みます)と言いまして、本来丸く育つはずのサボテンの生長点が、突然変異等の理由によって帯状に広がったためにこのような形に成長したものです。サボテンのみならず植物の間ではちょくちょく起こっていることのようで、非常に面白い形に育つため、園芸家の間では人気があり大切にされます。   本来の「白鳥」と同様、こちらも触ってもちっとも痛くないフエルトのような手触りのトゲになっています(ううっ・・!さらにインパクトのあるアップ姿!・・) アップで見ると横に広がったトゲがサボテンの本体が見えなくなるくらいに密生して生えているのがわかります。     丸いものや柱状に育つサボテン類は綴化するとこのような形になることが多いらしく、これらのサボテンは「ブレインカクタス(BRAIN  CACTUS)」などという名前で売られていることもあります。 ただ、おもしろサボテン品評会でこのサボテンを閲覧された皆様からは意外に別の形にも見えるらしく、「ソフトクリームみたい」、「白ヘビがのっているみたい」などというコメントを頂いたこともあります。   この綴化の現象は、サボテン達に偶然に起こるものですから当然、サボテン一つ一つによって現れる形は様々です。一見同じ脳みそのように見えるブレインカクタスもよくみると形や大きさ、色、そして種類がそれぞれ違います。今回展示しているこの白鳥は、同じものはこの世に二つとないまさに一品物のサボテンです。     やや腐りやすい特徴を持っているので(腐った脳みそ?・・)常設展示には向きません(特別展示ならOK♪)この品評会が終わったら暖かく日の当たる部屋でまた大切に育てます。           さ~てそれでは次にご紹介いたします植物は、エントリーナンバー⑦番「金の生る木=花月(カネノナルキ=カゲツ Crassula  ovata)、ベンケイソウ科) 南アフリカが故郷のベンケイソウ科の多肉植物。丸く膨らんだ葉をコインに見立てて外国では「マネーツリー」と呼ばれています。   強健で育てやすく、差し葉やさし芽で簡単に増やすことが出来ます。別名「花月(カゲツ)」とも呼ばれ、盆栽の植物としてよく知られています(昔はどこの家でも一鉢は置いてあったものです。いや、今もかな?) いわゆる常緑低木で、無霜地帯の露地(つまり故郷の南アフリカのように暖かい所)で育てると3メートル以上の大きさになります。 大株になると花を咲かせる性質があり、日本だと11月~2月頃、星形の白かピンクの花を咲かせます。この公園でも第2温室(アフリカ館)に大きく育った株が植栽されていまして、冬、1月頃こんな花を咲かせていました♡ ちなみに「金の生る木」の花言葉は「幸運を招く」です。     日本にこの「金の生る木(花月)」が入ってきたのは、昭和初期の事といわれています。そして戦後、日本が再びこの植物を育てる余裕が出来た時、縁起物として実際にこの「金の生る木」こと「花月」に5円玉をくっ付けて、あたかもお金が実っているように売り出され人気を博しました。 この「金の生る木」もそれに習って、お金(古銭)がくっ付けられています♪ 新芽が小さいうちにお金の穴に通してそのまま成長させてお金が抜けないように育てるのはそれなりに手間と時間がかかります(本スタッフが、苦労しました・・・)ちなみにお金を通して育てても植物の生長には影響はありません(どのみち、伸びてくると剪定して形を整えなくてはならないのです。)   葉っぱだけでも日の光に当たるとキラキラと輝いて、まさにコインのようです♪ 余談ですがこの「金の生る木」の仲間に、葉の形成の生長点異状によりこのコインのような葉っぱが、ラッパ状に変化している「ゴーラム」という植物があり多肉植物好きの間で人気があります。この「ゴーラム」、別名「宇宙の木」(バーン!・・・)というこれまた縁起のよさそうな別名を持っています。       さて次にご紹介いたします植物は、エントリーナンバー⑧番「長刺白竜丸・綴化(チョウシハクリュウマル・テッカ Mammillaria  compressa  v.longiseta  f.crist)」 毛虫のようにくねった姿がなんとも美しい!(?)  非常に面白い形をしたサボテンです♪     先ほどの「白鳥・綴化」と同じ綴化種(テッカシュ)と呼ばれるタイプのサボテン!(ねっ♪本当に綴化っていろんな形をした物があるでしょう!・・)本来丸く育つはずのサボテンが突然変異等の理由により帯状に(曲がりくねってますが・・・)育ったものです。この植物の学名にもありました「f. crist」は「綴化したもの」という意味があります。             本来の白竜丸(Mammillaria  compressa)は、メキシコが故郷の丸いサボテンです。小さいうちは丸くてかわいいサボテンですがうんと成長して子吹きをすると、直径50㎝を超える大群生に育ちます。花の色は赤色、可愛らしい花が頭の周りを花輪のように囲んで咲かせます♪  果実は朱色の小さなこん棒のような形をしています。 上の写真の通り、この「長刺白竜丸・綴化」は端っこの部分が少しだけ本来の「白竜丸」に近い形をしています。     今回展示しているこの「長刺白竜丸・綴化」はトゲも立派! 名前の通り長いトゲが全身を覆っています。     ちなみに「白竜」は「パイロン」とも呼ばれ、古代中国で天上界の皇帝である天帝に仕えているとされた竜の一種です。 竜はみんな基本的に空を飛べますが、この白竜は特に空を飛ぶ速度が速く、これに乗っていれば他の竜に追いつかれないといわれています。 確かにこうやって写真を見るとこのサボテン、曲がりくねりながら空に向かって飛翔している竜のようにも見えます。 (・・・毛虫のようにも見えますが・・・)       今回は成長もしてなかなか良い状態♡ 不思議な姿とどことなく漂う品格が人気を博し、この品評会では「グラキリス」、「ジグザグノキ」と並んで高評価のサボテンです。     じつはこの「長刺白竜丸・綴化」、伊豆シャボテン本舗でネット販売されているサボテンでもあります♪ 性質はなかなか強健! 日の良く当たるところで育て(夏の直射日光には要注意!」普通のサボテンの育て方(サボテンの本に載っているような)でゆけば割と育てやすいサボテンです。 先述の通り、この綴化種は同じものが二つとはない一品物の珍種!ふっふっふっ・・・どなたか育ててみる気のある方はおられますかな?(貴重な逸品であることは保証いたします。)           さて次にご紹介いたしますのは、エントリーナンバー⑨番「ラフィオナクメ・ブルケイ(Raphionacme  burkei)、ガガイモ科) う~ん、こりゃめでたい!  まるで「鏡餅(カガミモチ)」! 白い美肌が魅力の南アフリカ、ジンバブエ、ボツワナの草原や半砂漠に生えている多肉植物。以前この品評会に何度となく登場した「ラフィオナクメ・プロクンベンス(Raphionacme purocumbens)」とは兄弟みたいなものです。       白いおもちのような部分(塊根)は水や養分がたっぷり含まれていて、乾燥した気候でも生きていけるようになっています。このような植物を「コーデックス」といい、多肉植物マニアの間で人気があります。 じつは、自生地ではこの白いおもちのような部分は乾燥や食害などから身を守るためか、地面に完全に埋まっているとの事です。従ってこの部分を日にさらして育てる日本では、夏の直射日光などに気をつけなくてはなりません(成長期も春~夏なので明るいところで育てなくてはなりませんけどね・・・)     中央付近からひょろひょろとつるを伸ばし、楕円形の小さな葉をつけます(対生ですね・・) 花はユーフォルビアの花にも似た、緑色の小さな花を葉っぱの付け根からぽつぽつと咲かせるそうです。       このおもち! いや塊根は、上部が平らで丸く育ち、最大で30~40㎝ほどの大きさに成長します(・・特大モチ!) 何しろ水分や養分がたっぷりと含まれていますから、狩猟民族のサン族達は乾季などに、この植物を食べて水の補給をすることがあるそうです。(とても苦いらしそうですが)     寒さには弱いところがありますので、冬は暖かい日の当たる室内で管理します。(この子も品評会が終わったら暖かいガラス温室へ即、移動です!) 日光不足や通風の悪い所では腐りやすくなります(カビモチ!・・・しつこいっ・・・)  過湿厳禁です。 本種は形の整ったなかなかの美品♡ これからの成長が楽しみです♪               さて今回最後にご紹介いたしますのは、エントリーナンバー⑩番「リトープス(Lithops )、ハマミズナ科) 「きゃ~♪ きれい♡・・」さあ、今回も行きますよ~ 上から「福来玉・褐色(フクライギョク・カッショク)」、「福来玉・緑(フクライギョク・ミドリ)」、「青磁玉(セイジギョク)」、「富貴玉(フキギョク)」、「黄微紋(オウビモン)」、「菊章玉(キクショウギョク)」、後の二つが・・わからない(たわけ!・・・すみません)の8種類!      石英に見立てたっ白い化粧石に植物たちがよく映える♪ リトープスは「生きている宝石」とも呼ばれる美しい植物。それぞれに色や模様が違います。 このリトープスの寄せ植えは、そんな色々な種類のリトープスを制作者が愛情を込めて一堂に集めて植えたじつにカラフルな逸品(通称 リトープス丼!)   ちなみにこれは「青磁玉(セイジギョク)」♡         このリトープスはハマミズナ科(メセン科)に属する多肉植物の総称。通称「女仙(メセン)」と呼ばれる植物の代表的な存在です。 南アフリカ、ナミビアが代表的な生息地で、年間降水量が250㎜以下の乾燥している所に生えています。 自生地では地面にめり込むように生えていて、一番上のきれいな模様のついている平たい部分だけを地表に出し、この模様の部分から(この模様には光を通す透き通った部分があります)光を取り入れ、光合成をします。この透き通った模様のある平たい部分は、文字通り「窓」と呼ばれています。         リトープスが生えるのは、砂礫が広がる岩砂漠! メノウ、ジャスパーなど、石英類の小石の中に潜んでいるものもあります。 じつはこのリトープスの様々な模様、その自生地の周りの石に合わせるかのようにその場所に似ており、一見するとどこに植物があるのかわからないようになっています。 おそらくその周りにいる草食動物にはわかりにくい姿のはずです(まさに石に擬態!) ちなみにリトープス(Lithops )という言葉はギリシャ語の「lithos(石)+ops(顔)」から来ていて、「石ころのような見かけ」という意味があります。     石ころのようですがじつに美しい花を咲かせます♪ ちなみに花が咲くのは秋。 成長期は秋~冬ですが、日本の冬は寒すぎ、冬は日当たりの良い室内で育てます。         上の写真は今回の「リトープス丼」ではありませんが、花の咲いている所を撮ったものです♪ なかなか綺麗でしょう。ちなみにリトープスの花言葉は「こよなき魅力」です。           またこのリトープスは年に一回「脱皮する植物」としても知られています。 脱皮といっても、春3~5月頃、外側の古い葉がしおれて真ん中から新しい葉が形成され、まるで脱皮をするように展開する、ということです。 新しい葉に養分を渡して、古い葉はしおれて固く枯れてゆきます。水分の乏しい乾燥地での環境に適応した結果と思われます。   美しいだけでなく、乾燥した砂漠の厳しい環境で生き残るため究極に進化した生物。魅力の尽きない植物です。         という訳で、前回と合わせて以上10点の植物たちが、ノミネート!  皆様の投票を待っております。   はたして今回「栄えあるシャボテン!」に選ばれるのはどの植物か?(ドキドキ・・・) スタッフ一同、かたづを飲んで、見守っています。   投票結果は12月(クリスマスの頃)ホームページでもって発表予定です♪(気を持たせるなあ・・・)   こう、ご期待!   植物エンターテイメント課 一同       記録:真鍋              

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