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動物 & サボテンブログ

サボテン 2023.12.28

「冬型多肉植物展」! やっています!

冬型多肉植物を愛する皆さん!

んっ?・・・「冬型多肉植物」って何だ?って?・・

「冬型多肉植物」とは!

普通、サボテンや多肉植物は暖かくなる春から夏にかけて成長するもの(夏型種)です。でも多肉植物の中には、逆に涼しくなる秋から冬(あるいは春)にかけて成長する植物があります。

それが「冬型種」といわれる多肉植物たち!(春秋型種なんてのもあります)

今、伊豆シャボテン動物公園の第5温室(メキシコ館)出口付近では、このあまり知られていない「冬型種」を一堂に展示し、皆様にささやかながら公開しています。

「冬型種」の植物達の生育適温は5℃~20℃。秋に涼しくなってくると生育期になり、真冬の厳冬期にはいささか成長が緩慢になり、春にまた成長して夏は休眠をするという性質を持っています。

従って、水や肥料をあげるのも秋、涼しくなってから。夏の休眠期には極力水やりを控え、風通しの良い所で育ててあげます。

「冬型種」として代表的なのはリトープスやコノフィツムなどの「メセン類」といわれるハマミズナ科の植物、「君美麗(Aeonium holochysum)」などのアイオニューム属の植物、その他モンソニア属の植物やオトンナ属の植物、アルブカ属の植物や「仙女盃(Dudleya britonii)」などのダドレア属の植物、「コモチウカイソウ(Ornithogalum caudatum」などのオーニソガラム属の植物、他にも「亀甲竜(Dioscorea elephantipes)」があげられます。(けっこう、多いでしょう!)

ちなみにこれがモンソニア属の「竜骨城(Monsonia herrei)、フウロソウ科」で~~~、

こちらがオトンナ属の「オトンナ・ユーフォルビオイデス(Othonnna euphorbioides)、キク科)!

さらにこちらはアルブカ属の「アルブカ・スピラリス フリズルシズル(Albuca spiralis ` Frizzle Sizzle`)、ユリ科」 

クルクルと巻いた葉がなんとも個性的な南アフリカが故郷の「冬型種」!地中には大きな球根が隠れています。

んでもってこちらが、ダドレア属の「仙女盃(Dudleya britonii)」!「世界で一番!白い植物」といわれる冬型の多肉植物でその葉っぱにはおしろいをまぶしたような白い粉が付いています。この白い粉は一度取れると再生しないので、この植物は決して直接、お触りすることは厳禁です!(水も直接かけちゃダメ✖ せっかくの白い粉が取れてしまいます。)

こちらはオーニソガラム属の「コモチカイソウ(Ornithogalum caudatum)、キジカクシ科」ど~みても「小さい玉ねぎ」だけど、これでも多肉植物!ヒスイ色の美しい球根を地面に埋め込まず露出させて育てると、名前の通りたくさんの小球が増えていきます。玉ねぎそっくりだけど有毒なので食べちゃダメ✖ですよ。

ど~です♪なかなかに個性的な植物たちが多いでしょう!

これらの植物達はいずれも夏の暑さが苦手で、涼しい秋から冬、そして冬を越して春の暑くなる前の季節にかけて成長していきます。

しかし皆様!不思議には思われませんか?どうしてこれらの「冬型種」は普通の多肉植物とは逆に夏には休眠し、涼しい秋から冬にかけて成長するのでしょう?

そのヒントを教えてくれるのがこの「亀甲竜(キッコウリュウ Dioscorea elephantipes)、ヤマノイモ科)!

亀甲竜が自生する場所は、5~8月が乾季、11~2月が雨季を迎えます。日本のように極端に寒くはならず冬に雨が降るため、亀甲竜はこの時期に成長し、乾季の夏には休眠してしまいます。

この成長サイクルが日本でも受け継がれているため、亀甲竜は冬に成長期を迎えるのです。

他の「冬型種」も大体同じようなもの!つまり「冬型種」は自生地の環境に合わせて冬に成長するのです。

ちなみにいくら涼しい季節に成長するといっても、「冬型種」は決して寒さに強い植物という訳ではありません(ややこしい!・・)

0℃を下回るような真冬の気温においては「冬型種」は成長が鈍化します。ましてや冬に雨や霜(もちろん雪も!)に当たってしまうとこれらの植物達は枯れてしまいます。(日本の冬は彼らの故郷の冬に比べ寒すぎるのです。)

従って「冬型種」の多くは冬は日当たりのよい室内に取り込んで、育てるようにします。(また夏に暑くなってきたら気を付けて!)

さて「冬型種」の代表といえばハマミズナ科の「メセン類」といわれる植物達!自生地では地面にめり込むようにして生えていて、周りの石の色とよく似た色で草食動物に見つかりにくいような模様をしているため「石に擬態した植物」!またはその模様が美しいため「生きている宝石」!と呼ばれることがあります。実際彼らの生えている自生地はジャスパーやメノウなどの宝石が周りにある場所だそうです!

従って今回の展示でも周りに白い石や宝石?をちりばめその中に「メセン類」の代表!リトープス(Lithops)を置くという展示を行ってみました♪上の写真は「紅窓玉(コウソウギョク Lithops julii ssp. fulleri ‘Kosogyoku‘)」というリトープス。

そして下の写真は「メセン類」のプレイオスピロス属の帝玉(テイギョク Pleiospilos nelii) !多肉植物好きの間でとても人気のある植物♪

ど~です!まさに生きている宝石!といった感じではありませんか?

この「冬型多肉植物展」!1月の終わり位まで展示予定となっています。冬型の多肉植物だけにスポットを当てた展示というのはなかなか例がなく、本公園でも初めての試みです♪

個性的な植物たちに会いにぜひご来園ください。

植物エンターテイメント課一同

記録:真鍋

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