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動物 & サボテンブログ

動物 2026.02.26

飼育員仕事密着Vol.4

皆さんこんにちは!!

今回は…

を書かせていただきます!!

前編を読んでない方はぜひ「仕事密着Vol.3」をチェックしてください🥹

ざっくりと振り返りますと、

伊豆シャボテン動物公園で暮らすコンゴウインコたちは日中は外で展示を行っており、連れていく手段は棒に乗せて運んでいきます!

棒に乗せて運ぶだけ、と聞くと簡単に思えるかもしれませんが、慣れていない個体は逃げまくり、飛び降り等で落ち着いて乗ってくれません。そこで当園ではトレーニングとは少し異なる馴致を行っています。

獣舎から展示場の移動や健康管理として必要な日常の一部として理解してもらう必要があります。毎年孵化するインコの雛や、新しく仲間が増える際に行います!

 

前編では、

馴致の準備として集中しやすい環境に移動→環境に慣れさせる→棒で脚に圧をかけ乗ってもらう→棒に乗って落ち着かせる→落ち着いたタイミングとしばらくしておやつ(ひまわりの種)を与える→棒に乗っていたらたまにいいことがあって安全だと認識してもらう→スムーズに乗り降りする→棒に乗せた状態で移動し、どんどん距離を伸ばしていく…

まで説明しました!!

そしてやっと本題に入りますが、手乗せや外への環境の慣らし、先輩インコとの合流等を話していきます!

🦜🦜🦜🦜🦜🦜🦜🦜

 棒に乗ったまま、ある程度落ち着いて歩き回れるようになると、さらに手乗せも並行して行っていきます。理由としては、手に慣れることで直接触って状態確認ができます。鳥は見た目で痩せているのか太っているのか判断が難しいですが、胸を触ったりすると骨の出具合や肉の付き具合で判断がしやすくなります。もちろん、飼育員として触るだけでなく見た目、動き、状態などから判断することがベストですが、環境が変わったり、雛の間は変動があったりするので高頻度で確認として触れたり、体重測定を行います。

 また、当園ではインコの手乗せイベントといって、お客様の腕に乗せて写真が撮ることのできるイベントを土日祝日で行っています。間近にコンゴウインコ感じることができる中々体験できないイベントかと思います。イベントで活躍し、より多くの方に知ってもらう為にも手乗せに慣れてもらう必要があります。

手乗せの方法は、初手で手を差し出しても警戒してやはり乗ってくれません。なので、棒の端の方にじっくりと追いやり、あれ、気付いたら手の上にいるぞ❓❓という状態に持っていきます。

ブレていてすみません(^^;)

この後は棒乗せと同じ要領で、暴れないように維持し、ふとした時におやつを上げ、手も安全だと理解してもらえばスムーズに手乗せが可能になります!

あと、手を差し出してインコが嘴から乗るのでなく、脚から手に乗るようにという事もしっかりと教えます!(お客様が怖がったり、事故の可能性が考えられる為)

嘴から乗ってくるようであれば、手から乗るまでやり直します。

後は外の環境へ慣らしです!部屋の中よりも風や他の動物の声、飼育員以外のお客様など今まで体験したことのない刺激が沢山あります。まずは室内から外の留まり木に連れていき、びっくりして急に落ちないように近くで見守ります。

基本的にこの時点でパニックになる個体はあまりいないですが、落ち着けるようたまにおやつを上げたりします。留まり木近くを棒に乗せてうろうろ歩き回ってみたり、手に乗せてみたりと室内と同じ流れで慣らしていきます。

慣れてきたら、いよいよ外の展示場です!!ここでもいきなりインコ先輩達と一緒にするのではなく、まずは展示場前に連れて行ったり、先輩たちがあまり移動してこない場所に置いて様子を見ます。

またこれも落ち着いてきたら、先輩インコに慣れていくために優しい先輩から合わせて関係性を見ていきます♪

中央のアカコンゴウインコのナナ君はミドリコンゴウインコの雛がだーい好きなロリコn…いや、優しいおじいちゃんです(o^―^o)でも、ベニコンゴウインコの雛には厳しい一面あり…(^^;)

こんな感じで先輩インコもそれぞれ性格が違うので、飼育員が面倒見がよさそうであったり優しい個体をセレクトして近くの留まり木においておきます!様々な子を徐々に試していきます。

味方がいると守ってくれたり、雛の精神的にも落ち着きやすくなります。

雛も落ち着いてきたら、沢山の先輩方のいる中央に置いてみます。やはり厳しい先輩はちょっかいをかけたりしますが、雛も反抗したり逃げることも覚えていかなければなりません。

この慣らしを1日の短い時間から徐々に長くしていき、最終的には朝から夕方まで展示場で維持できるようにしていきます!!

この展示場に慣らしている間にも、棒乗せ手乗せを反復し体に馴染ませていきます!

 ここで忘れてはいけないのは、テンポよさそうに書いてはいますが、馴致を行う個体の健康管理が重要になってきます!いくら慣れてから次のステップに進むとはいえ、人間もそうですが環境がどんどん変わっていくことは大きなストレスになりかねません。

この馴致の時間を通して個体の状態を確認するのはもちろん、普段のエサの食い具合や体重等を確認しながら行っています。

コンゴウインコ達の馴致は、最終的には隔離した小部屋でなく、先輩達と共に大部屋で餌を食べ、共に過ごしていくことまでが目標です😤

そこの調整もかなり難しく…この先も書きたいですがまだまだ長くなりそうなので、また別の機会に詳しくお伝えできればと思います!!

 

馴致の大まかな流れが分かりましたでしょうか????

当園のコンゴインコの展示方法とこの羽数は、国内でも中々無いのでかなり見ごたえがある自信があります!!!

ぜひ遊びに来た際は、こんな馴致を経て展示されているのだと知っていただけると見方が変わり面白いかもしれません。

ぜひ美しく貴重なコンゴウインコを間近に見ていただければと思います🦜🙌

それでは、また(@^^)/~~~

リスザル・バード担当  髙木

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