ANIMALS & CACTUS BLOG

動物 & サボテンブログ

サボテン 2026.01.01

あけましておめでとうございます♪

サボテンとお正月を愛する皆さん!  新年あけましておめでとうございます。

伊豆シャボテン動物公園では、ただいま第3温室(森林性シャボテン館)で、新しい年を祝うかのようにシャコバサボテン(Schlumbergera ,Hybrid,) の花が見ごろを迎えています!

シャコバサボテンはブラジル・リオジャデネイロ州のオルガン山脈などの高山に自生しているサボテンです。普通のサボテンと違って湿度が高く、日差しがさえぎられる森の中で木の幹や枝、岩などに張り付くように(着生して)暮らしている森林性のサボテンです。

シャコバサボテンが生える場所は雲霧林で霧が多く発生するところです。「クリスマスカクタス」としてよく知られているシャコバサボテンですが、実際に現地へ行ってその自生している様子を見た人間はめったにいません(実は私も見たことはありません)。この温室ではその雰囲気を出すため池にミストを発生させ現地の風景をささやかながら再現する試みを行っています(写真で池にミストが発生しているのがわかりますか?)。

さらに樹の上の穴の部分や、岩に着生しているということから、この公園では枯れた大きな木に穴を開け、そこに水苔をまとわせてシャコバサボテンを植え込んだり、岩を組んで水苔を入れそこにシャコバサボテンを入れたりしています。この温室で植えられているのは「ハイブリッド(交配種)」で現地の再現100%というわけにはまいりませんが、「見たことはないけど自生地でもこんな風に生えているのかなあ・・」と思いをはせながら植え込みを行うのはなかなかに楽しい試みです♪

シャコバサボテンの花の下にある葉っぱのようなものはじつは「茎節」と呼ばれる茎の部分。

サボテンの多くは水を少しでも奪われないように葉が退化して代わりに茎の部分が緑色になって光合成をおこなって葉の代わりを担っています。葉が退化して失われたシャコバサボテンは、雨の多いジャングルで今度は茎が扁平になって葉のような形になって葉の代わりを果たしているということになります。

この「茎節」がシャコバサボテンでは独特の形をしていて、葉の端っこが蝦蛄(シャコ)のしっぽのような形になっており「シャコバサボテン」の名前の由来となっていおます。

シャコバサボテンは多くのサボテンと異なり、秋11月の頃から12月にかけそのまま年を越して1~2月位までの季節に花を咲かせます(クリスマスカクタスの名前の所以(ゆえん)です)。

したがってこの公園でも少なくとも1月いっぱいまでは第3温室(森林性シャボテン館)でこの花を楽しむことが出来ます♪(フクロウもいますが)

自生地では小さな鳥、ハチドリがこのサボテンの花の蜜を吸い、シャコバサボテンの主要な花粉媒介者となっています。

名前が知られている割には意外と自生地では神秘的なところがあるこのシャコバサボテンの花を楽しみにぜひ伊豆シャボテン動物公園へ御来園ください♪

本公園ではこれからもサボテンや多肉植物の知られていない不思議な生態をご紹介していきたいと思います。(よろしくお願いします♪)

植物エンターテイメント課 一同

記録:真鍋

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