サボテンブログ

2017.11.10

おもしろサボテン品評会! 絶賛開催中! パート4

サボテンと多肉植物を愛する皆さん!

寒くなってまいりましたね~。「おもしろサボテン品評会」もいよいいクライマックス !

本日は、ただ今公開中 ! 残りの植物達の紹介です。

先ずは、エントリーナンバー⑭ 刈穂玉(カリホギョク Ferocactus  gracilis)

ど~です !    この赤いトゲ !   属名のフェロカクタス(Ferocactus)とは、「恐ろしいトゲを持つサボテン」という意味。しかしこのサボテンは、「恐ろしい」というより「美しい」という印象が強い感じがします。故郷はメキシコのカリフォルニア半島。

ここまで鮮やかな赤いトゲは、そうそう見られるものではありません。 しかしこのトゲをずっと維持していくのが実に困難な技!

強い光と高温、、通風、乾燥、そして紅葉と同じように、日中の寒暖差が大きいほど鮮やかな、赤いトゲになりますが、光不足になりやすく、湿気の多いこの国では、すぐに赤い色が落ちたり、刺や刺の周りに黒いカビが生え、この公園をもってしてでも、すぐに退色してしまいます。 この後、この公園でも最も光のよく当たる、ガラス温室で育てていく予定ですが、果たしてこの株は、どうなることか !

 

 

続いて、エントリーナンバー⑮ 金鯱(キンシャチ Echinocactus  grsonii)

この子も、このサボテン品評会では、すっかり、常連のメンバー。 今年も元気な姿を見せてくれました。

ここでの呼び名は「ダルマ金鯱」! なんてことはない、ただの金鯱です。 でもこの金鯱は、生長の途中で、一回何か悪いことが起きたのでしょう。成長が一回止まって、おそらく死にかけました。

でも、持ち前の生命力を発揮し、「なにくそ!」と七転び八起きのダルマのごとく、復活し、見事に生長を再開いたしました。真ん中がくびれてダルマのような形になっているのは、一回そこで成長が止まってしまったからです。

生命の力強さを感じるとともに、これを反省し、一層植物の育成に力を入れなくてはと自覚させられるサボテンです。(ちなみにこの大きさだと、50~60年は生きているサボテンと思われます。

 

 

さ~て続いて、エントリーナンバー⑯ 竜翔雲(リュウショウウン Melocactua  sp)

この品評会までにどうしても、種名が分からなかったサボテンです(現在、調査中!) 頭の上に、トルコ帽子のような、赤いもこもこしたものをかぶっているのが特徴! もこもこしたものを雲に見立てて、このタイプのサボテン、メロカクタス(Melocactus)には、大抵名前の後ろに「~雲」という言葉が付きます。

このサボテンは、そのもこもこした雲のような部分と、鋭いトゲから、大空に飛翔する「竜』を連想してこの名前が付いたものと思われます。したがって、解説の看板も、竜の形をした雲が飛翔しているデザインにしてみました(えっ! そうは見えない…)

ちなみのこのもこもこした、トルコ帽子のようなものの正体は、花座(セファリウム】と呼ばれるもの。このタイプのサボテンはここから花を咲かせます。小さな可愛い花です。

実は、品評会開催期間中に、花が咲き終わった後の実の部分が、姿を現し、花にも劣らない、美しい宝石のような色に、目を留められるお客様も多いようでした。

このサボテン、寒さに大変弱いのが、欠点!  かつては、日本でもずいぶん、流入されていたものですが、最近では、ここまで見事な花座を持ったこのサボテンを見かけることは、とんと無くなってしまいました。このサボテンも、他のメロカクタス同様、品評会が終われば、春まで、すぐに暖かい、明るい温室に移されます。

 

 

さて、続いてエントリーナンバー⑰ 金輪際(コンリンザイ Euhohorbia  gorgonis)

だれが、何を考えて、こんな名前を付けたんでしょうかね~  ある意味、謎の植物。

南アフリカのケープ州が故郷。サボテンではなくサボテンと同じように雨の少ないところに生える、トウダイグサ科の多肉植物です。

四方にのびたその枝から、マニアの間では「タコもの」と呼ばれています。足を伸ばしたタコの姿に見えませんか?(そうやって見ると少し可愛いかも!)

ちなみに種名のゴルゴニス(gorgonis)というのは、前回ご紹介した「カプトメデューサ」同様、ギリシャ神話に登場する、ゴルゴンの三姉妹の一人、頭髪が無数の蛇となっている、「メデューサ」からきています。

このヘビ、いや四方にのびた枝を、均整良く育てるには、日当たりのよいところに育て、肥料を控えめにするのがコツ、暗い所で肥料をあげすぎたりすると、やせたひょろひょろとしたヘビ、いや枝になってしまいます。

上手く育てると、黄色い小さな花を咲かせます。

 

 

さ~て最後にご紹介するのが、珍植物オブ珍植物、エントリーナンバー⑱ ジグザグノキ(Decarya  madagascariennsis)

どこまでもジグザグと伸びた、複雑な形をした枝! まるで稲光をそのまま、植物の形に固定したようです。

マダガスカル固有の(つまりそこにしかない!)ディデイエレア科の多肉植物。 市場に出回ることは少なく、育てている人もめったにいない、資料の非常に少ない珍植物です。

ちなみに本種は実生とのこと。

でも意外と頑丈な植物で、日当たりのよいところで、水やりを控えめにして育て、冬に7度以上の温度を保ってやると、元気に育ってくれます。

上は、根元の部分、実は目立たないですが、小さなとげがあります。成長期には、葉っぱの出た、枝も生えてきます。

 

ふ~~ 18までの植物を短期間に紹介すると、疲れた。

「おもしろサボテン品評会」もいよいよ、11/15まで、 どうかご来園の際は、おもしろく、美しい植物たちに、ぜひ会いに来てください。

植物エンターテイメント課一同    記録:真鍋